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肩関節回旋筋腱板について

  • yusuke.kubo0221@gmail.com
  • 2018年12月11日
  • 読了時間: 2分

更新日:2019年2月28日

回旋筋腱板(ローテーターカフ)とは

棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の4つの筋肉の腱が合わさったものです。

4つ全てが肩甲骨から上腕骨へと付着し、肩関節の可動に合わせて、上腕骨骨頭を肩甲骨に繋ぎ止めて安定させる働きがあります。

腱板は、肩関節自体の安定に携わりながら、腕の動きにとても密接に関わっています。









①棘上筋:肩関節の外転

肩甲骨の棘上窩→上腕骨の大結節・肩関節関節包

②棘下筋:肩関節の外旋

肩甲骨の棘下窩→上腕骨の大結節中央・肩関節関節包

③小円筋:肩関節の外旋

肩甲骨の外側縁→上腕骨の大結節・肩関節関節包






④肩甲下筋:肩関節の内旋

肩甲骨の肩甲下窩→上腕骨の小結節




腱板は損傷しやすい

腱板は肩甲骨の上・横・下・裏から上腕骨の骨頭を包み込む構造で、受け皿の薄い肩甲骨に上腕骨骨頭を押し付けています。


腱板は、日常生活において障害されやすく、肩関節の痛みの原因の一つに数えられます。

腱板の損傷が起こる要因は、加齢変性・外傷・使いすぎが挙げられます。


歳を重ねて気付いたら損傷していたり、転んだ拍子に肩をぶつけたり、手を床についた時。野球選手が繰り返しの投球動作を行う事によって、腱板を痛めてしまう事が多いです。

長年の力仕事に従事している方にも起こりやすいです。


腱板を鍛える事で、腱板損傷が起きにくくなったり、肩関節の運動がスムーズに行えたり。

腱板損傷が起きてしまった後の、肩周りのリハビリなどにも効果が高いです。


腱板損傷は、起こったとしても他の筋肉でカバー出来る事に加え、スポーツ時の激しい外傷以外の場合、五十肩だと思っていたら断裂している場合があり、気づけない事があります。




肘をついて寝転んだらダメ?

本を読む時に、首が疲れるから寝転んで肘を地面について読む事ってありますよね。

実はそのポーズが、肩関節にとってあまり良くないポーズだって知っていましたか?


肩甲骨から上腕骨の上についている棘上筋という筋肉が通る場所は、肩甲骨と上腕骨の間が狭く、肘をついた時に筋肉が骨と骨に押されてしまう事によって、痛みが起こりやすくなってしまいます。











日常生活では、寝転んで肘をついて本を読んだり。











座っている時、体の後ろで手をついていたり。

このような動きは、あまり肩関節や腱板によくありません。


若い時は痛みなく行えますが、だんだんと歳を重ねていく毎に痛みが起こりやすくなってしまいます。

腱板だけではなく、40歳以上になると肩の筋肉自体が硬くなってしまい、損傷しやすくなってしまいます。大体、痛みやすい年齢がそのくらいなので、四十肩や五十肩と呼ばれたりします。

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