臀筋について
- yusuke.kubo0221@gmail.com
- 2018年12月17日
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臀部の筋肉について
臀部の筋肉は、大小様々な筋肉が存在しています。
大臀筋・中臀筋・小臀筋が浅層に存在しており、深層には外旋六筋と呼ばれる筋群が存在しており、股関節の様々な動作に関与しています。
浅層の臀部筋
大臀筋:腸骨外面の後臀筋線・仙骨・尾骨後面・仙結節靭帯腸骨外面
→腸脛靭帯・大腿骨の臀筋粗面
大臀筋は、お尻の一番表層にある人体の中でも大きな筋肉です。
中臀筋:腸骨外面→大転子
股関節を外に開くように働く筋肉です。中臀筋の力が弱くなる事で、歩行や立位に問題が生じる可能性があります。
小臀筋:腸骨外面→大転子
深層の臀部筋
梨状筋:仙骨前面→大転子
外閉鎖筋:閉鎖孔縁・閉鎖膜外面→大腿骨の転子窩
内閉鎖筋:閉鎖幕の内面→大腿骨の転子窩
上双子筋:坐骨棘→大腿骨の転子窩
下双子筋:坐骨結節→大腿骨の大転子窩
大腿方形筋:坐骨結節→大腿骨の転子間綾

大臀筋は、人体の中の単一の筋肉として一番体積の大きい筋肉です。
中臀筋は股関節を動かすだけでなく、体のバランスを取り、支える働きがあります。
中臀筋の筋力が少ないと、歩く際に、トレンデンブルグ歩行やデュシェンヌ歩行と呼ばれる異常歩行が見られます。
中臀筋の筋力低下は、体幹のバランスを保つ働きが弱くなります。
小臀筋は、中臀筋と同じ働きをしており、主に中臀筋の働きを補助する働きがあります。
いつも何得なく行っている歩行や立位動作などの時に体幹を支えて、バランスが崩れないように、臀部の筋肉が働いています。
臀部の筋肉の中でも、深部外旋筋の中の一つである梨状筋に坐骨神経が挟まってしまう、
梨状筋症候群という病気があります。
本来、梨状筋の下方にある穴の部分を通る坐骨神経が、本来一つの膜の中に存在している脛骨神経と腓骨神経が生まれつき完全に二つに分離されてしまっている人が中にはおられます。
この状態の人が運動などを行ってしまうと、梨状筋に神経が挟みこまれて神経症状が出現する病気があります。
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