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体幹の動き

  • yusuke.kubo0221@gmail.com
  • 2018年11月12日
  • 読了時間: 3分

更新日:2019年2月26日

胸椎の可動について

胸椎って?


全部で33個ある椎骨のうち、胸の部分にある12個を言います。

胸椎には椎骨の中で唯一、肋骨という骨がつきます。


胸椎は後ろにカーブしています。


このカーブを描くことによって、体重の10%程の重さのある頭を効率的に支えています。

椎骨が前後にカーブしていることにより、骨にかかる圧力を上手く分散させて体全体でしっかりと頭を支えられる様な構造になっています。


肋骨がついていますが、胸椎の回旋方向への可動域は約35°で、腰椎よりも大きいです。






腰椎って?


腰椎は、体の下の方で体を支える5つの椎骨で、椎体と呼ばれる脊柱の軸の部分が頚椎と胸椎に比べて、大きく作られています。体を支えたり、動かしたりする働きの中でも、体の土台となる骨盤と上半身の動きの中心である脊柱の中継役をする為、大事な部分です。


しかし、体を支える土台になりながら、体を動かしているので体重の増加や筋力の低下などの影響を受けやすく、一番負荷がかかりやすいので、靭帯や骨の変形が起こりやすく、ヘルニアや脊柱管狭窄症などの病気になりやすい部分です。


体を支える為に元々横や回旋方向には動きにくい構造をしています。





胸椎と腰椎の動きの連携と痛みの起こりやすい場所

胸椎と腰椎は、それぞれの連動によって脊柱の動きを出しています。

一つ一つの椎骨が動ける範囲は小さく、基本的に3°くらいしか動かせません。

なので、胸椎・腰椎のすベてが連動する事によってしっかり振り向いたりできています。

つまり、胸椎の部分だけ動きが良くても、腰椎の部分だけ動きが良くても、どちらか一方の動きが悪いと、体幹部の動きの効率が悪く、動きの悪い方に引っ張られる形で、もう一方の動きが一緒に悪くなってしまいます。


それでも、動きやすい部分が余分に動く事によって動きにくい部分をカバーする事は可能です。

その分、動きの良い部分にかかる負荷が大きくなり、良かった動きが悪くなり、痛みの起こる原因になりやすいです。

腰椎自体の可動域は胸椎に比べて狭く、動かしにくい構造ではあります。

なので、良く動く胸椎と動きにくい腰椎の境目である第12胸椎と第1腰椎辺りに痛みが出やすいです。


手を腰に当てて腰をそらす時に、親指の当たる所が胸椎と腰椎の境目の辺りです。




体幹部の参考可動域と動き

屈曲:45度

伸展:30度

回旋:40度

側屈:50度 です。










屈曲は、お辞儀をする様な動きです。












伸展は、体をそらす様な動きです。











回旋は、上半身で横を向く様な動きです。












側屈は、体を横に倒す動きです。




体幹の動きは、様々な筋肉の連動によって行われている

屈曲:腹直筋、腹斜筋

伸展:脊柱起立筋群、大臀筋

回旋:腹斜筋、多裂筋、回旋筋、腰方形筋

側屈:脊柱起立筋群、腹斜筋、多裂筋、腰方形筋


これらの筋が相互に作用する事で体幹部の動きが行われます。

胸椎・腰椎も頚椎と同じく、「カップルモーション」が行われます。

ただ動くだけでなく、他の動きが行われる事によって効率が良く、無理の無い動きを行う事が可能です。

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