top of page

人がストレスを感じると・・・

  • yusuke.kubo0221@gmail.com
  • 2019年7月9日
  • 読了時間: 4分
人がストレスを感じた時

現代の日本は、ストレス社会と言われています。


人がストレスを感じている時、体の中でどの様な変化が起きているのでしょうか。

また、どの様に対処すればストレスは軽減されるのでしょうか。

ストレスとは

ストレスとは、そもそも何なのでしょうか。

ストレスの語源は元々、ラテン語のdistrictus(心がバラバラの方向に引き離されて落ち着かない様)や、strangere(締め付ける)という言葉から派生したdistress(悲しみ・苦悩)という英語からきています。

つまり、一つだと思っている物事がバラバラに離れてしまう事が人にとって、悲しみやストレスになってしまいます。


普段から一緒にいた家族や友達、ペットとの別れ。→喧嘩・離婚・死別など

集団からの疎外感や、仲間はずれ・孤立。→いじめなど

今までの環境から違う環境への移動。→入学・新学期・入社など

人の考え方がバラバラでまとまらない。→人間関係

仕事が多岐に渡り、求められる量や質が違う。→パワハラ・過剰労働など

まとまった睡眠時間が取れない。→不眠


これら全てが、ストレスの原因となります。


ストレスによって引き起こされる症状

胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・過敏性腸症候群・不眠症・うつ病・自律神経失調症

など、症状や原因によっても多岐に渡ります。

ほとんどは、精神的なストレスによって起こるものです。

食べ過ぎや飲みすぎによる肉体的なストレスによっても胃腸に症状が出たりします。


様々な原因によって自律神経の働きが乱れてしまっている事が多いです。

つまり、様々な症状が体に現れますが、自律神経を整える事が重要になります。


ストレスへの対処法

ストレスの語源から考えると、「一体感や繋がりを感じる」事が一つ大きなストレスに対する対処としてあげられます。

同じ気持ちを共有できた。

新しい出会いで繋がりがあった。

考えがまとまって、同じ方向に進めた。

未来に向けて、物事が繋がった。


など、何か一つでも人との繋がりや考え・気持ちの共有があるだけで、人は心が楽になります。

元々、人の祖先が群れで暮らしていたため、私達は繋がりが無いと生活出来ません。


最近では、学校や近くの人だけでは無く、正しく使ったインターネットを通じて遠くの人と繋がりを持つ事が可能になっています。

もし、今の環境が自分にとってマイナス面がプラス面より大きい場合は、違う環境に自分の場所を求めて移動すべきかもしれません。

それだけが対処法では無いですが、人との繋がりはとても重要です。


自律神経を整える

ストレス社会だと言われている現代で、乱れた自律神経が体にとって悪い状態を作り出しています。


交感神経が優位になりすぎると、体は興奮状態になり、不眠や躁状態になりやすくなります。

副交感神経が優位になりすぎると、体は脱力状態になり、無気力やうつ状態になりやすくなります。

自律神経のバランスは、胃腸活動に直結しているので、胃腸の炎症が起こりやすくなります。


自律神経を整えるには、ヨガが有効ですが、ストレスを抱えている人がヨガ以外の時間でもストレスに対処できる様にしっかりアナウンスしてあげましょう。




交感神経が優位すぎる人は、リラックス出来る事が重要です。


ハーブティーを飲んだり、アロマを焚いたり、スポーツや趣味に没頭して気分転換してみたり、自分をリラックス出来る環境におきましょう。


副交感神経が優位すぎる人は、体を活動状態にする事が重要です。


日光をしっかり浴びて、軽く外を散歩して見ましょう。

カメラで風景の写真を撮ったり、ペットと散歩するのも良いかもしれません。



どちらのタイプであっても、早めにストレスの芽を摘む事が必要です。

人に相談して、一人で抱え込まない様にしたり、重度のアルコールは控えて、寝る前にぬるめのお風呂にゆっくり浸かって、質の良い睡眠を取りましょう。

そして、自分のストレスの原因が何なのか、冷静に思い返して見ましょう。

自分の良い状態をイメージする事も、有効です。

少しずつ無理のない範囲でストレスに対処していきましょう。

 
 
 

最新記事

すべて表示
気の運動について

気の運動〜 気の性質のところで、お話したように、気は絶えず動いています。 それはもちろん、人間の気も同じです。 では、具体的には、どう動いているというと、「昇ったり・降りたり・出たり・入ったり」していると、中医学は考えました。 これを「昇・降・出・入」といいます。...

 
 
 

Comments


bottom of page