ホルモンについて 2
- yusuke.kubo0221@gmail.com
- 2019年2月8日
- 読了時間: 4分
更新日:2019年3月7日
性ホルモンとは
性ホルモンとは
性ホルモンとは、第二次性徴期に性差を生み出す要因となるホルモンのことです。
男性ホルモン(アンドロゲン)と女性ホルモン(エストロゲン)(ゲスターゲン)に分けられます。
精子や卵子の成熟に大きく関わり、妊娠の成立や維持に大きく関与しています。
女性の性格は1ヶ月で4回変わる?
女心と秋の空と昔から言われるほど、女性の心は変わりやすいと言われています。
なぜ女性の心は変わりやすいと言われているのでしょうか。
実は、そこにもホルモンが関係しています。
男性の精神面に関与するホルモンはテストステロンのみですが、女性の精神面に関与するホルモンは複数あります。

女性の性ホルモンは、有名なものだけでも4種類あります。
この4種類のホルモンのバランスが月経周期によって増減する事で、女性の心変わりに関わっています。
月経前に起こる情緒不安定、不安や抑うつ、頭痛、腹痛、腰痛、過食、イライラを月経前症候群(PMS)と呼び、精神症状が強いものは、月経前不快気分障害(PMDD)と呼ばれています。
原因は、はっきりしていませんが、この症状はホルモンによるものと考えられています。
0日〜7日の女性の性格(どんよりとした一週間)
月経が始まる日を0日としていますので、この期間は丸々月経中という事になります。
月経中の女性は、酷い不快感に襲われます。
体に鉛が入ったように重く、だるくなり、頭が痛くなり、肩がこる。
何をするにも億劫な一週間になります。

8日〜14日の女性の性格(絶好調になる一週間)
この時期は、辛かった月経の期間が終わり、14日目に起こるエストロゲンの分泌量が増え、恋愛欲が上昇します。
女性の魅力が最大になるのがこの時期です。
笑顔が多くなり、言葉数が増え、声のトーンが高く、口調が滑らかになる特徴があります。
しかし、この時期の女性は記憶力と洞察力が最大になるので、この時期の女性を怒らせるような事を言ったりすると、女性はそれを何年も覚えています。

15〜21日の女性の性格(落ち着きを取り戻す一週間)
卵子が精子を待っているのは、14日目の排卵日の24時間のみです。
この時に受精が行われなければ、卵子は受精される事なく体外へと排出されてしまいます。
この時期は、既に妊娠をしているか、チャンスを逃したかのどちらかの可能性が高いです。
妊娠の可能性があるので、本能的に性欲を抑えるようになっています。

22〜28日の女性の性格(不調な一週間)
この時期は月経前なので、最もホルモンのバランスがぐちゃぐちゃになる一週間です。
それに伴い、体に様々な不調が起こってきます。
女性が無性にイライラしたり、いつもより理不尽な要求をしてくる時はこの時期である事が多いです。月経の最中には、うちに向かいやすいイライラですが、この時期はイライラが外に向かって行きます。
パートナーであったり、御自身の周期がどこに当てはまっているかを理解しておくと対処の仕方が色々と変わって行きます。

更年期障害とは
主に卵巣機能の低下した女性に起こる症状で、性ホルモンの低下に起因する更年期障害
と呼ばれる症状がある事が知られています。
今まで分泌されていたホルモンが分泌されなくなる事で、バランスが崩れてしまい、様々な不調が体に起こります。更年期とは、閉経前後の5年間の合わせて10年間を指して言います。
男性でもLOH症候群(加齢性性線機能低下症)という、加齢によって男性ホルモンの低下によって起こる、男性更年期障害とも呼ばれる加齢疾患があります。
性欲と勃起能の減退・不安・抑うつ・イライラ・頭痛・めまいなどが起こります。
これは、男性ホルモン低下によって引き起こされ、40歳以降の男性に多く見られます。
うつ病や、メタボリックシンドロームの要因にもなることから、注意が必要です。
知り合いの方で、更年期に差し掛かった女性や、40歳以降の男性にこのような症状があり、必要であれば医療機関の受診を勧めてあげても良いかも知れません。
性ホルモンは、人体の生活においてとても重要な役割を果たしています。
二次性徴での性差を構成するので、より男性らしく・女性らしく成長します。
コメント