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下腿三頭筋について

  • yusuke.kubo0221@gmail.com
  • 2018年12月28日
  • 読了時間: 3分

更新日:2019年1月4日

下腿三頭筋とは















下腿三頭筋とは、腓腹筋とヒラメ筋と呼ばれる二つの筋肉の合わさった名称です。

膝から下にあり、アキレス腱と呼ばれる人体の中で最も太く、大きい腱からかかとにつながる筋肉です。

歩行の他に、立位時の姿勢の保持のためにも働きます。


腓腹筋は、内側頭と外側頭に分けられます。

内側頭:大腿骨内側上顆→アキレス腱を経て踵骨隆起

外側頭:大腿骨外側上顆→アキレス腱を経て踵骨隆起


ヒラメ筋は、ヒラメ筋線・腓骨頭→アキレス腱を経て踵骨隆起


ふくらはぎの二つの筋肉が働く事で、足関節の底屈に働きます。

つまり、爪先立ちするような姿勢になります。

爪先立ちするように足を動かす下腿三頭筋は、どのような事に役立つのでしょうか。


下腿三頭筋は第2の心臓?

下腿三頭筋は、足関節の底屈を行います。

足関節の底屈を行うと、当然ですが筋肉は収縮します。

下腿三頭筋の収縮が起こると、その収縮によって静脈が圧迫され、血液が押し流されます。

この静脈の血液が押し流され、心臓に戻る事を還流と言います。


体の他の部位においても、静脈の還流は起こりますが、人間は二足歩行のため、足に血液などの水分が溜まりやすい性質があります。


静脈の流れが悪く、足に水分が溜まってしまうと、むくみの原因の一つになります。


下腿三頭筋は、筋肉の圧迫によって静脈の流れを良くする働きがあります。

血液を押し流す働きがあるので、下腿三頭筋は第2の心臓と呼ばれています。

行儀が悪いと怒られてしまいそうな貧乏ゆすりは、足関節の底屈と背屈を繰り返すので、むくみの改善・静脈還流量の増加という面では、むしろ行う方が良いと言えます。


下腿三頭筋の動かし方

最初にお話しした通り、下腿三頭筋は、腓腹筋とヒラメ筋の2つからなります。

ウォーミングアップやクールダウンなどで行われる、アキレス腱伸ばし。

実は、いくつかのやり方に分けたほうがより効果が現れやすくなります。


まず、膝を伸ばした状態でのアキレス腱伸ばしは、主に腓腹筋が伸ばされます。

ヒラメ筋を効果的にストレッチするには、膝を曲げながら行うのが良いです。

ヒラメ筋は、脛骨のヒラメ筋線と腓骨頭から起始します。

膝関節より下から筋肉が起こっているので、膝を曲げながら行うと、より効果が現れます。


腓腹筋についても、大腿骨の内側と外側に分かれて起始しているので、ストレッチを行う際に、膝を伸ばした状態で、踵を外側に向けると内側頭。内側に向けると外側頭がより引き伸ばされるので、かかとの向きを意識したほうが効果が高くなります。


下腿三頭筋をしっかりと動かし、ストレッチも日常的に行う事で、むくみの無い下腿部を手に入れる事が可能になります。

下腿三頭筋を使っていくうちに、むくみが無くなり、下肢全体が引き締まって見える様になります。

立位時も、しっかりと下腿三頭筋全体で姿勢維持に働く事が出来る様になるので、無駄な力の無い、楽で綺麗な立ち姿になる事ができます。

 
 
 

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